十津川花園村字山崎で出生。明治22年(1889)の大水害の際は北海道移住の移住事務会計係として来道、移住後は組長を務め、明治26年(1893)に移住総長となり、戸長(村長)と協力して、村の開拓に努めた。明治28年(1859)戸長西村皓平らと北海道製麻新十津川製線工場の誘致を図り、亜麻作を奨励し村の重要産業とした。明治30年(1897)戸長となる。農村振興に産業組合が肝要との論に共鳴し、明治35年(1902)新十津川信用組合(後の産業組合)を創立し、開拓事業資金の調達に苦しむ農民に低利で融資した。大正2年(1913)から3年間村長を務め、その後一層産業組合の発展に尽力した。79歳で没し、村は村葬の礼を尽くし、忠魂碑に合祀した。
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