産業・まちづくり

トップページ  >  産業・まちづくり  >  産業  >  農業  >  酒米粉の有効活用

ここから本文です。

酒米粉の有効活用

 
 新十津川町は、酒米の作付面積が北海道一です。
 (令和3年作付面積 92.7ヘクタール)
  
 道内屈指の良質米を生産するまちである本町は、主食用米はもちろん、酒米についても、ピンネ酒米生産組合による徹底した技術の追求により、高品質米の安定生産、産地確立を築きました。

                                      酒米の里

削った粉の有効活用


                                                                                            酒米 精米前後  
 
 
 酒米は、お酒をつくるためのお米ですが、お米をつくる過程で、酒米はかなりの量を削られます。
 
 削られた後のお米は、美味しいお酒になりますが、削られた粉は、今まで有効活用されていませんでした。
                                                                                      酒米を削った粉(酒米粉)

 新十津川町では、この酒米を削った粉を有効活用するため、平成28年に茨城県つくば市にある農研機構との共同研究を開始しました。
 
 

                
 

酒米粉の特性の発見


                                    シロップ

 研究の結果、酒米粉に糖化しやすい特性があることを発見しました。また、糖化した酒米粉は、自然な甘味に加えてパンを美味しくすることができることもわかりました。
 このことから、農研機構と町で共同して特許の出願を行い令和2年12月に特許の取得ができました。
(特許第6803033号)
 

 

 

 しんとつかわお米シロップの活用

しんとつかわお米シロップ
お米シロップの写真
 この研究成果を活用して新十津川町で新たな甘味料「しんとつかわお米シロップ」を開発しました。
 酒米粉と麹と水だけで製造された天然由来のシロップです。
 令和3年3月22日に本町の(株)新十津川総合振興公社(物産館)で販売を開始しました。
 また、このシロップには、パンを美味しくする特性があることからセイコーマートや日糧製パン株式会社で「しんとつかわお米シロップ」を使用したパンを販売していただきました。
 様々な活用の可能性があり、今後新十津川町の特産品となる商品開発を進めていきます。 


        

 (しっとり紅茶ロール)   (ふんわりライ麦ロール)     (おにぎりパン)
                                 セイコーマートで販売されたパン(販売終了)
     
  道産米粉のクロワッサン(日糧製パン株式会社)
     (令和4年4月1日発売)

お米シロップレシピ集

 「しんとつかわお米シロップ」の活用研究を目的に令和元年から3年間地域おこし協力隊として活動した村口忍さんがレシピ集を作成しました。
 無添加で体に優しいシロップを新しい調味料として活用してください。

 お米シロップレシピ集
 

 お米シロップPR動画

お米シロップPR動画
 

お問い合わせ

産業振興課農林畜産グループ
電話:0125-76-2134
FAX:0125-76-2785

ここからフッターメニュー

ページの先頭へ戻る